投資は自己責任でお願いします。

ことわざや名言というものは発せられた意味とは違う捉え方をされている事がある場合が多い事に気が付きます。

 

例えば私は買い推薦しますが投資は自己責任でおねがいします、という場合です。

受け取り様によっては私の予想と反して損失が出てもあなたの責任で私には関係ない、と受け取る方もいるでしょう。

 

実際はこうです、[あなたの資産を守ることが出来るのはあなただけである]という事です。

 

トレードにおいて重要なことを順に上げていくと、メンタル(精神力)、戦略、資金管理であると考えています。

 

この場合でも勝率で考える場合2/3と高いです。勝つときは利益を最大まで伸ばし、負ける場合は損失を最小限にしなくてはいけません。

 

相場の世界にはときに大きな動きがあります、その時に初めてどのように対処すればいいのかを考えているようではあなたの資産を守ることなどできないのです。

 

例えば3.11東日本大震災のときです、それは金曜日の引け間際14時46分に起きました。その時に私が体験した事を例に上げて説明していきたいと思います。

 

その直後はさほど市場に大きな動きがありませんでした。しかし土日の間に被害状況から地震の規模がわかるにつれて深刻さを増していきました。

 

結果月曜日の東京株式市場はまさにブラックマンデー、結果株価は水曜日の午前11時頃まで下がり続けてそこから急激に反発を始めます。

結果を知っていれば月曜日に持ち株を全て売却して水曜日の午前に買えば儲かったという話になるでしょうか?

 

私の場合の話しをします。金曜日引けでのポジションはソニーと当時セールスフォースとの資本提携新興市場を賑わせていたシナジーマーケティングという銘柄でした。どちらも信用買いです。

 

被害から考えて月曜日の寄りで成り売りで注文を入れました。ソニーの方は確か10パーセント程度下で約定した様に記憶しています。シナジーマーケティングの方はというと月曜日も火曜日も寄りません。恐らく当時どの銘柄よりも下がったのではないでしょうか。

そして市場の底である水曜日の11時頃に私の損切りは約定し、そこから急激な反発が始まりました。

 

結果8割程度値を戻したので、売れないならほっておいた方が被害少なかったという結果になりました。

 

このような最悪な状況を体験してみていえることは、逃げる、被害を軽減出来るすべがあるという事です。

上手な人はさらにこの様な相場で大きな利益を生み出します。

 

大切なことはいろいろな状況を想定して行動パターンを決めておく事、今何が起こっているのかを把握することと、その時にいち早く行動に移せるかが大切です。